迷惑な害獣アライグマでも勝手に駆除することは不可能!対策は?

近年、野生の害獣による被害が増え、駆除を考えている人も少なくないようです。しかし、害獣駆除は法律や条令が絡んでくるためかんたんではありません。この記事ではアライグマなどの害獣に関する知識や対策についてご紹介しています。

害獣駆除は許可が必要

大阪 害獣駆除

近年、野生動物が家や畑を荒らす被害が増えています。アライグマやタヌキ、イタチなど、さまざまな野生動物が関係しているのですが、困ったことに、これらの迷惑な動物たちを勝手に駆除することはできません。野生動物の扱いは、鳥獣保護管理法などで厳格に定められているため、自治体に無断で駆除してしまうと罪に問われる可能性もあります。「被害にあっているのはこっちなのに…」というやるせない気持ちになりますが、こればかりは従わざるをえません。

駆除依頼が増えている害獣たち

近年、駆除依頼が増えている害獣たちの多くは、元々里山などで暮らしていた野生動物です。しかし、ペットとして輸入された動物が繁殖して被害を及ぼしているケースもあります。

アライグマ

アライグマは、大きくなると体長90cmほどまで成長する北米原産の哺乳動物です。タヌキにとても似ていますが、尾が縞模様になっているため、ここで区別することができます。また、鼻筋が黒っぽくなっていることもアライグマの特徴です。かわいらしい外見とは裏腹に、攻撃的になることもあるので、出くわした場合は注意が必要です。フンを同じ場所にする習性もあります。

タヌキ

タヌキはアライグマよりもひとまわり小さい、日本人にはおなじみの哺乳動物です。アライグマ同様、目のまわりが黒いのですが、タヌキの鼻筋は黒くありません。尾にも縞模様はありません。アライグマとは異なり臆病です。床下などに住み着くことがあり、フン害などで人を悩ますことがあります。

ハクビシン

ハクビシンは、体長1m前後まで成長する哺乳動物です。しかし、尾が長いだけで、アライグマやタヌキよりはだいぶ小さく見えます。やはりフンを同じ場所にする習性があるため、フン害で人を悩ますことがあります。ハクビシン(白鼻芯)という名のとおり、鼻筋が白くなっていることが特徴です。

イタチ

イタチは、スリムな胴体と短い脚が特徴的な哺乳動物です。体重も2kgほどにしかならないため、比較的小柄な動物だといえるでしょう。小さいながら生態はかなり凶暴で、家畜を襲い人に迷惑をかけることがあります。スカンクのように、身を守るために強烈な悪臭を発することがあります。

アナグマ

イタチの仲間のアナグマは、日本に古くから存在する哺乳動物です。大きいものでも体長は80cmほどですが、太めなので体重は10kg以上ある個体も存在します。長く頑丈な爪を持ち、穴を掘る生態を持つことも特徴的です。アナグマは元々里山で暮らしていた種ですが、都市化も影響してか、都市部での目撃情報も増えています。

コウモリ

コウモリは、日本ではどこでも見られる動物です。鳥ではないのに翼を持ち、飛び回ることができます。滑空が可能な哺乳類はほかにもいますが、コウモリのように完全に飛ぶ能力を持つ哺乳類は、ほかにはいません。コウモリは、人にも感染する狂犬病などのウイルスを媒介することがあります。また、民家の屋根裏に住み着いてしまうこともあるので注意が必要です。

害獣のフン尿は大きな被害になることも

害獣の被害

フンで見分ける害獣の正体

駆除依頼が増えている害獣をご紹介しましたが、これらの害獣による被害で共通しているのはフン害です。中でもコウモリ、イタチ、ハクビシンのフンは非常に特徴的なので、正体を見分けられる可能性があります。

コウモリのフン
コウモリは、民家の屋根裏に住み着いてしまうことがあります。そのため、当初はネズミの被害だと錯覚してしまいがちですが、フンを調べると、その特徴から「犯人」を特定することが可能です。

コウモリのフンは、細長く、乾燥していて、昆虫の脚や胴の一部が含まれていることが特徴です。コウモリの食事のほとんどは昆虫なので、そこから見分けられます。
イタチのフン
イタチのフンの特徴は、とにかく臭うことです。イタチは外敵から身を守るために臭い分泌物を出すことがありますが、フンの臭いも強烈です。これにはイタチが肉食であることも関係しています。強烈な臭いで水分が多く、毛が多く混じっているフンは、イタチのものである可能性が高いでしょう。
ハクビシンのフン
ハクビシンも雑食性の動物ですが、果実を好んで食べる傾向があるので、フンにもそれが反映されます。犬のフンに似た、長く丸みを帯びた形状で、タネのようなものが混じっている場合は、ハクビシンの可能性が高いでしょう。

害獣のフン尿で大きな被害になる前に

害獣が屋根裏に住み着いてしまった場合は、すぐに対処する必要があります。今のところ特に影響を受けていないという場合でも、放っておくと被害はどんどんエスカレートします。野生動物のフン尿らしきものが自宅周辺で見つかった場合は、速やかに専門家に相談しましょう。

実際に、害獣が天井裏に住み着き、フン尿が溜まり、天井が落下したという事故も発生しています。にわかには信じがたい話ですが、積もり積もったフン尿は建材をむしばんでいきます。

仮にアライグマが天井裏に忍び込んだとしましょう。アライグマは同じ場所にフンを溜め込む習性がありますから、天井裏の一角にフン尿溜まりができます。このままの状態が続くと、その内に部屋からも見えるぐらい、天井にフン尿が染み込み、天井板の腐食が始まります。このあとの結末はわかると思います。

フン尿は、腐食した天井板に染み込みながら落ちてきます。天井板の腐食が広がると、最終的に起こるのが天井の落下です。野生動物のフン尿は「見えなければいい」という問題ではありません。もしかしたら、命をも奪いかねない事故につながる可能性があります。

害獣のフン尿は健康被害ももたらす

害獣のフン尿には病原菌や寄生虫が含まれている可能性があります。もしもフン尿に触れてしまうと、これらが付着してしまうかもしれません。

害獣のフン尿が人体に付着すると、人によってはアレルギー反応を起こす可能性があります。フン尿を放置すると、ダニも繁殖するため、これによるアレルギーにも注意が必要です。

アライグマの体内には、回虫が寄生しているため、フン尿にも回虫がいる可能性があります。この回虫が人間の体内に入ると、重度の健康障害を引き起こすことがあるため、野生動物のフン尿を処理する際はゴム手袋やマスクなどの装備は欠かせません。

そのほかにも害獣のフン尿は、食中毒の原因になることもあります。「たかがフン」と侮らず、速やかに対処しましょう。

害獣駆除!まずは専門業者に相談

大阪 害獣駆除

どうやら野生動物が住み着いているようだ…このような場合は、専門の害獣駆除業者に相談しましょう。ご紹介してきたとおり、害獣とはいえ、野生動物なのでかんたんには扱えません。許可なしに捕まえたり、殺したりすると罪に問われることさえあるため、まずは身近な害獣駆除の専門業者に相談するのがおすすめです。専門業者なら、自治体などへの必要な届出についても熟知しているので、とても頼りになります。一見、かわいらしい野生動物ではありますが、住み着かれてしまうと大変です。害獣駆除の専門業者なら、現場を入念に調査して侵入経路や行動パターンを特定し、ベストな戦略を練り、駆除へとつなげてくれます。